レッスン7日目
【 ピアノソナタ第7番「悲壮」 どの小節も似ちょう調 】 レッスン7日目です。 前回のレッスンでは楽曲のすべての部分を教えていただいたので、今週はそれらを各パーツとして区切って自主練習してきました。 わずかに転調し少しだけ複雑になる部分では、相変わらず指がついていかず苦んでいますが、1日1時間ほどの練習で動き自体はだいぶ頭に入ってきました。 今日のレッスンではそれら部分に分けて取り組んできたものたちを、全体を通して弾き通すことを目指し練習します。・・・と書くのは簡単ですが、これがまた大変です! 今までは多少混み入った部分でも、短いフレーズを「エイヤッ!」と乗り越えてしまえば完結してひと安心だったのですが、これからはそれを越えたら次!ハイ、次!と、どんどん展開を思い出して弾き続けていかなければなりません。
ひとつのフレーズを終える前に次の展開を思い出して、指を待機させるためにはきっと脳の別の部分をフル稼働させなくてはならないのでしょう。慣れないと頭が全然付いていけません。 ついつい目の前のミスに注意を払い過ぎ、次の小節に移るとき流れがどうしても止まってしまうのです。 3ヵ月コースは、長年にわたり基礎を積み上げるコースと違いますから、全くの初心者には調による指運びの見当というのもなかなか付かなくて、焦って楽譜が頭から飛んでしまったりすると次に弾くべき鍵盤がなかなか見つけられないということもひとつのリスクだと思います。 この課題曲、「ハリング」は大衆の舞曲を元に作られただけあって、同じフレーズの繰り返しが多いのは助かるのですが、演奏で頭がいっぱいいっぱいになってくると、似たようなフレーズの中でいま自分がどこの部分を弾いているのか一瞬分からなくなってしまうという、ややこしい一面もあることにここで気付きました。 上野先生には、パーツ、パーツは一通りすべて弾けている、とお褒めの言葉を頂けたので、あとはそれを滑らかに繋げるために、僕のような初心者はとにかく弾き込んで、暗譜で弾けるくらいまで覚えて余裕を作っていくしかなさそうです。 しかしまだ、主旋律に左手の和音が乗っていないのですよ。大丈夫かな~(汗)
なんだか次回は、レッスンも短調に変調の予感が・・・。