レッスン8日目
【 スズキ受難曲 「おお、白鍵は血にまみれ」 】 前回のレッスンより、曲全体を通して弾き切ることが目標になりました。まずは右手で。
退勤後の自主練では教えてもらったコツを忘れず、自分が苦手な部分をメインに、とにかく何度も繰り返し弾いてきました。
とはいえ、人間、集中力がまともに維持できるのは、ふつうせいぜい1時間といったところでしょう。
夢中になって練習していても1時間が過ぎると、ピアノの音が耳には聴こえていても、だんだんぼーっとして脳にまで届いていない感じになって、上達する効率も極端に落ちるように思います。プロの演奏家の集中力はそりゃもう別格なんでしょうけれど。
それでも休みの日も、ときどきピアノを持っている知人の家で弾かせてもらったりした甲斐あってか、我ながら指もだいぶ動くようになってきたように思います。
これまでパーツでしかなかった小節が繋がって、徐々に曲らしくなってくるとやはり楽しくなってきます。
ということで、マジ修業視聴者のみなさまの熱いご要望にお応えまして、今の時点での成果を披露いたしましょう~。どうぞ♪
ハハハみなさん、いつにない神妙な私の顔を笑って頂ければなによりです(^_^;)
緊張しいの私、自撮りなのにカメラを向けられているだけでなぜか汗だくです。
さてレッスンは今日で8回目に突入。いよいよこのコースも佳境に入ります。
この右手の主旋律にいよいよ左手の和音を重ねてゆく回を迎えました。
指慣らしの後に繋がった曲を先生に聞いてもらいます。
早く無事に曲を終わらせたい一心で、リズムがついつい速くなりがちなので、もっとゆっくり弾くようにと言われ、一音一音を確実にしてゆきます。
テンポを落として弾くと、これまで何となく勢いで無意識に誤魔化して適当に弾いていたり、楽な指で弾いたり、そういうのがすべて白日の元に晒されてしまい、ええ加減な性格が露わにされているような気分になって、なんとも恥ずかしいような。
さらにはそこに左手の和音を入れていきますが、そうするとそちらに気が散って右がおろそかになるし、右を気にすると今度は左のテンポが滅茶苦茶になってしまいます。
先生の指導も一段、細かく入って、頭では分かっていても動かない指との狭間で途方に暮れてしまい、なかなか前へ進めません。
何度もトライして冷や汗でだくだくになりながら、でもやはりプロの指導は理に適っていて、そうしているうちにわずかずつですが、テンポや曲の流れといったものが掴めるようになってきた気もします。
それにしても今日のレッスンは、久しぶりに打ちのめされた感もあり、かなりグッタリとなりました。
回数がもう2~3回でもあれば、もうちょっと詰めて仕上げていけるんだけどなー。